日本経済が右肩上がりで、しかも労働力を国内で調達していた時代は、上からの指示を 忠実にこなすことが できれば労働力としてとても重宝されました。ところが、インター ネットが普及した現代においては、海外 との交流がこれまで以上に加速しており、特に プログラミングだけならば、日本にいながらにして海外に作 業を依頼をすることも可能 になっています。つまり「簡単に依頼できるような作業をこなすだけ」の人材で は、その仕事は、賃金の安い海外にその作業がアウトソーシングされてしまうこともありうるのです。
大切なのはコミュニケーション能力
●では、どういうSEが必要とされるのでしょうか
SEにとって一番大切なのはコミュニケーション能力かもしれません。お客様の言いたいことをいち 早く理解し、それをシステム化するために設計をし、プログラムに落とし込んでゆくこと。それには、 高いコミュニケーション能力が必要となります。お客様の気持ちを上手に引き出し、望んでいらっし ゃることを敏感に受け止めることができる技術者は、期待を上回るシステムを作ることが出来ます。 打ち合わせを終えたときに、お客様の表情がすっきりするぐらい話していただくのです。
●スキルアップのスピードアップにもつながる
コミュニケーション能力の高い人は技術に関するスキルアップのスピードも速くなります。なぜならば、 自学自習だけではなく、既に習得している技術者から教えていただける可能性が高くなるからです。 また、一人でできる事には限界があります。そんな時には、誰かに協力をいただかなければなりません。 頼まれた時に「気持ちよく引き受けたくなる人」と「断りたくなる人」っていますね。その違いは何でし ょうか、これこそ普段のコミュニケーションの積み重ねによるものなのです。
●喜びのツボをおさえられていますか?
インターネットがこれほど普及した現在では、コンピュータに関することであってもSEの方が必ずしも 情報が優位であるとは言い切れません。では、どのようなSEが信頼されるのでしょうか。技術的にしっ かりとした力があり、作業が早いということも大切な要素ですが、それだけではまだ弱い。顧客感動。つ まり「お客様が喜ぶツボをしっかりとおさえられているか」というところになります。
●お客様とWIN−WINの関係を作るには感動が必要
「思った以上の仕上がりですよ(お客様のWIN)」
「喜んでいただけて幸せです(SEのWIN)」
では、どうすれば思った以上の仕上がりと言っていただけるのでしょうか。それは「お客様に言われた物 をつくる」というレベルではなく「お客様が感動しながら使っている姿を想像しながらつくる」というレ ベルで仕事をしているかにかかってきます。顧客感動型SEこそこれからの最も求められるSEの姿なの です。
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